MATECHさんは「世界最薄」などかなり尖ったモバイルバッテリーを販売されているメーカーさんです。SNSでも話題になっており知名度も上がってきました。
特に、iPhoneにくっつけて充電できるMagSafe(正確にはQi or Qi2)に対応したモバイルバッテリーを多く取り扱っています。iPhoneユーザーは必見のメーカーさんです。
ただ、多種多様なモバイルバッテリーが販売されており、実際どのモバイルバッテリーを選べば良いのか分かりにくくなっています。
そこで、MATECHさんから販売されているモバイルバッテリーの中でもマグセーフに対応したおすすめモバイルバッテリーを5つに絞って紹介します。

これまでに20台以上のモバイルバッテリーを使用してきたエムログが紹介します!!
iPhoneユーザー必見のおすすめMATECH製マグセーフ対応モバイルバッテリー5選
![]() ![]() ![]() MagOn Watch Slim 5000 | ![]() ![]() ![]() MagOn Ultra Slim 5000 | ![]() ![]() ![]() MagOn PowerMag 7000 | ![]() ![]() ![]() MagOn Ultra Blade 10000 | ![]() ![]() ![]() MagOn Ultra Blade 5000 | |
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ワイヤレス 充電出力 | 15W | 7.5W | 7.5W | 15W | 15W |
Watch 充電出力 | 3W | × | × | × | × |
充電容量 | 5000mAh | 5000mAh | 7000mAh | 10000mAh | 5000mAh |
Qi2 | Qi2 | Qiのみ | Qiのみ | Qi2対応 | Qi2対応 |
充電残量 デジタル表記 | ○ | × | × | × | × |
ポート数 | ワイヤレス×1 USB-C×1 | ワイヤレス×1 USB-C×1 | USB-C ×2 | ワイヤレス×1ワイヤレス×1 USB-C×1 | ワイヤレス×1 USB-C×1 |
重さ | 146g | 110g | 173g | 191 | g122g |
厚さ | 8.5mm | 6.9mm | 12.8mm | 12.05mm | 7.55mm |
スタンド | ○ | × | ○ | × | × |
価格 | 7,990円 | 6,990円 | 6,990円 | 7,490円 | 7,490円 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
MagOn Watch Slim 5000



製品名 | MagOn Watch Slim 5000 |
---|---|
サイズ | 102×69.2×8.5mm |
重量 | 約146g |
充電容量 | 5,000mAh |
強さ | 吸着力のポケット収納時に充電できているか不安にならないほど強力 |
発熱 | 29.1 → 37.5℃ (30分充電時) |
有無 | スタンドの有り(安定性GOOD) |
Qi2対応か | Qi2対応 |




Apple Watchもワイヤレスで充電できてしまう万能型モバイルバッテリー
「MagOn Watch Slim 5000」は厚さが8.5mmと薄いのに
- Apple Watchもワイヤレスで充電できて
- スタンドも付いていて
- 146gと軽い
といった欠点を見つけるのが難しいモバイルバッテリーです。



1つあるとすれば「発熱」です。30分間の充電で37.5℃まで上昇することが検証の結果わかりました。
体温より高温になり、持っていると「熱く」感じてしまうので、良いとは言えませんが、他のモバイルバッテリーと比較しても大差はないので合格点ではないでしょうか。
詳しくは次の記事でレビューしていますので、併せてご覧ください。



また、本製品はApple Watchも充電できるモバイルバッテリーとなっています。同様の製品を比較したいという方は次の記事が参考になると思います。



MagOn Ultra Slim 5000



製品名 | MagOn Ultra Slim 5000 |
---|---|
サイズ | 約102.6 x 68 x 6.9mm |
重量 | 約110g |
充電容量 | 5,000mAh |
強さ | 吸着力の吸着力は強いうえに、薄いので引っかからない |
発熱 | 22.3 → 35.6℃ (30分充電時) |
有無 | スタンドのなし |
Qi2対応か | Qiにのみ対応 |




「世界最薄」のシンプルなモバイルバッテリー
「MagOn Ultra Slim 5000」はMATECH製品の中で最も薄いモバイルバッテリーです。他社のモバイルバッテリーでも僕が調べた限り、本製品より薄い製品は見つかっていません。
見た目も超シンプルでiPhoneと合わせやすくおすすめです。個人的にはインジケーターの色合いも好きですね。



吸着力も非常に高く、重ね持ちした状態でポケットに出し入れしても全然問題ないです。他の製品を知らない人であれば、モバイルバッテリー選びで「吸着力」に着目しようと思わないレベルで安定しています。
本製品は「発熱」も抑えられており、35.6℃と体温より少し低いくらいまでしか上がりません。なので、重ね持ちしていてもあまり不快感を感じず、快適に操作することができます。
デメリットを挙げるとすれば
- スタンドがないこと
- Qi2に非対応なこと
の2つですが、モバイルバッテリーの本質的な価値には影響しないので、この2点を重視していない方であれば、十分満足できる製品だと思います。



PowerMag 7000



製品名 | PowerMag 7000 |
---|---|
サイズ | 106×67×12.8mm |
重量 | 約173g |
充電容量 | 7,000mAh |
強さ | 吸着力の弱め。ポケットの出し入れに不安を感じます。 |
発熱 | 27.9 → 32.7℃ (30分充電時) |
有無 | スタンドのあり |
Qi2対応か | Qiにのみ対応 |




スタンド付きの大容量・軽量モバイルバッテリー
「PowerMag 7000」はスタンドが付いているモバイルバッテリー。
- iPhoneを1.5回分充電できる容量を持ち
- スタンドも搭載されている
のにも関わらず、厚み12.8mmと比較的薄型で軽量にまとまった秀逸なモバイルバッテリーです。



発熱も30分の充電で32.7℃までしか上昇しないので、充電しながらのスマホ操作も快適ですし、「充電保留中」になるリスクも抑えられています。
ですが、吸着力が少し弱めになっており、充電しながらのスマホ操作やポケットへの出し入れには不安を感じることがあると思います。
なので、カフェなどで作業中にスマホを充電するために、「スマホスタンド兼モバイルバッテリー」として使用したい方におすすめの製品です。



MagOn Ultra Blade 10000



製品名 | MagOn Ultra Blade 10000 |
---|---|
サイズ | 105×68.4×12.05mm |
重量 | 約191g |
充電容量 | 10,000mAh |
強さ | 吸着力のポケット収納時にも不安を感じないくらい強い |
発熱 | 20.1 → 37.5℃ (30分充電時) |
有無 | スタンドのなし |
Qi2対応か | Qi2対応 |




大容量かつQi2対応の薄型モバイルバッテリー
「MagOn Ultra Blade 10000」はQi2に対応・大容量なのに超薄型を実現した製品。
10000mAhなのでiPhoneを2回フル充電することができますし、Qi2に対応しているのでiPhoneを急速充電することもできます。
それでいて、厚み12.05mmと5000mAhの合格ライン(15mm)を軽々クリアしているので、Qi2かつ大容量のモバイルバッテリーを探している方にはおすすめです。
吸着力もポケット収納時に不安を感じないくらいには強いので、充電時の収納もスマホ操作も問題なく行えます。



ただ、「MagOn Ultra Slim 5000」2枚分とほぼ同じくらいの厚みなので、重ね持ちしているときやポケット収納時に引っかかることが多いので、比較的不安感はあるかもしれません。
個人的には、充電容量に不安があるのであれば「MagOn Ultra Slim 5000」の2枚持ちがおすすめです。



MagOn Ultra Blade 5000



製品名 | MagOn Ultra Blade 5000 |
---|---|
サイズ | 105×68.4×7.55mm |
重量 | 約120g |
充電容量 | 5,000mAh |
強さ | 吸着力のポケット収納時にも不安を感じないくらい強い |
発熱 | 24.7 → 37.4℃ (30分充電時) |
有無 | スタンドのなし |
Qi2対応か | Qi2対応 |




Qi2対応の超薄薄型モバイルバッテリー
先述した「MagOn Ultra Blade 10000」の5000mAhバージョン。
充電容量が少なくなった分、厚みが7.55mm、重量が120gとより薄型軽量なモデルになっています。
なので
- 充電中のスマホ操作
- ポケットへの収納
- カバンへ収納しての持ち運び
がとっても楽になっています。
それでいてQi2に対応しているので、充電スピードにも安心感があります。
充電品質に安心感があるQi2に対応していて、スマホ1回分の充電容量があれば十分という方であれば、本製品をお勧めできます。



MagSafe対応モバイルバッテリー選びで抑えたいポイント
MagSafe対応モバイルバッテリー選びで抑えたいポイントは次のとおり。




詳しく解説していくよ!
重要度1位:メーカー
信頼のおけるメーカーを選びましょう。




MATECHは信頼のおけるメーカーなので安心してね!
モバイルバッテリーに使われているリチウムイオン電池は「危険物」です。その安全性を示す「PSEマーク」の記載が義務付けられています。
ですが、PSEマークは「自主検査」によって基準を確認したものに記載されるので、安全かどうかはメーカーの「信頼性」で判断するしかありません。
なので、多くのユーザーから支持されているメーカーから製品を選ぶことをオススメします。
オススメなのは次の4つ。
- Anker
- CIO
- MATECH
- UGREEN
この4社を製品を選んでおけば間違いありません。
それぞれのメーカーを次の記事で比較していますので、併せてご覧ください。



重要度2位:薄さと重さ



MagSafe対応モバイルバッテリーはiPhoneに重ねて充電します。
なので、普通のケーブルを用いて充電するモバイルバッテリーと比べて
- モバイルバッテリーとスマホを重ねた状態でスマホを操作する
- モバイルバッテリーとスマホを重ねた状態のまま、ポケットに収納する
といったシーンが多くあります。
そのため、「薄さ」と「重さ」が重要になります。
- 薄ければ薄いほどスマホ操作しやすい
- 軽ければ軽いほど持ち運びやすい
というわけです。
充電容量5000mAhの場合
- 薄さ:10mm→GOOD、15mm→合格
- 重さ:110g→GOOD、180g→合格
重要度3位:吸着力の強さ



MagSafe対応モバイルバッテリーはiPhoneの背面にくっつけて充電しますが、この「iPhoneへどれだけ強力にくっつくのか」が、操作感に影響するので、とっても重要です。
吸着力が弱いと「重ね持ち」して
- スマホを操作するたびに
- ポケットに収納するたびに
- カバンに片付けるたびに




今もちゃんと充電できてるかな?
と不安になってしまいます。
ただ、スマホへくっつく力「吸着力」はカタログやスペックを調べても、なかなか正確に把握することができません。
そこで、これまでにエムログで使用してきたMagSafe対応モバイルバッテリーの吸着力を比較できるようにまとめた記事を投稿していますので、ぜひご参考の上でモバイルバッテリーを選んでみてください。



重要度4位:発熱



モバイルバッテリーは使用していると少なからず「発熱」します。
発熱すると
- 操作する時に熱くて不快
- ポケットに入れて充電していると、ポケットの中が蒸れて気持ち悪い
- iPhone自体が高温になり、充電を保留してしまう
というデメリットが生じます。
なので、できるだけ発熱しにくいモバイルバッテリーを選ぶことをおすすめします。
ですが、カタログやスペックを調べても、どれだけ「発熱」を抑えてくれるかはわかりません。
そこで、エムログでは、どれだけ「モバイルバッテリーが高温化」するかを比較できるよう記事を作っています。併せてご覧ください。



重要度5位: スタンドの有無



スタンドの有無は「デスク上で充電スタンド」として使うことができるため、モバイルバッテリーの使い方を広げてくれる優秀な機能です。
特に、最近のモバイルバッテリーの多くはモバイルバッテリーを充電しながら、iPhoneを充電することができるので
- 帰宅したらモバイルバッテリーをケーブルと繋ぎ充電
- そのモバイルバッテリーでiPhoneを充電
これで、デスク上のスマホスタンドとして使用できるのに加え、次の外出時には、「スマホ」も「モバイルバッテリー」もフル充電できており、「充電忘れ」を防ぐことができます。
重要度6位: Qi2に対応しているか



MagSafe対応モバイルバッテリーには「Qi」という規格があります。
iPhoneは純正のMagSafe充電の場合は「急速充電」できますが、他社製のモバイルバッテリーだと「急速充電できない」問題がありました。
ですが、「Qi2」という規格を持つモバイルバッテリーであれば「iPhoneでも急速充電が可能」です。
ただ、個人的には「Qi2」かどうかはあまり重視していません。その理由は
求める充電力が「モバイルバッテリーで充電中にスマホを使用した際、スマホの充電残量が減らない」で十分だからです。
基本、MagSafe充電ではスマホを持ち歩き、操作しながら充電できます。なので、Qi2かどうかはそこまで重要ではありません。




Qi2であることに越したことはないけどね
重要度7位: 充電容量(スマホ1回分?2回分?)
充電容量は大きいに越したことはないですが、大きくなるほど製品の重量やサイズが大きくなっていきます。
特に「厚さ」と「重量」が大きくなると「スマホを操作しながら充電する」のが難しくなり、マグセーフの良さを活かしきれなくなってしまいます。
マグセーフ対応のモバイルバッテリーの充電容量は
- 5000mAh:スマホ約1回分の充電容量
- 10000mAh:スマホ約2回分の充電容量
の2種類なので、どうしても容量を増やしたいという場合は「5000mAhの2台持ち」をおすすめしています。




最小スペックの5000mAhでも問題ないので、重要度は低いよ!
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