Ankerさんから販売されいている「Anker MugGo Power Bank 10000mAh Slim」
スマホ2回分の充電容量に加え、Qi2対応に加え、ケーブルを使えばPCも充電でき充実した充電スペックを持っています。

「高見え」するデザインも特徴的!
そんな「Anker MugGo Power Bank 10000mAh Slim」を購入したので、実際に使用しないとわからない使用感やをお伝えします。




ハイスペックなスマホを使い倒している方にとっては10000mAhがちょうど良いよ!
Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)







デスクワーク歴8年、中学生の時からお金があればガジェットを買い集めてきたエムログが描いた記事です。
【Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)】外観・仕様・同梱物



製品名 | Anker MugGo Power Bank(10K Slim) |
---|---|
サイズ | 104 × 71 × 15mm |
重量 | 207g |
充電容量 | 10,000mAh |
充電出力 | USB-C 30W ワイヤレス:15W |
合計出力 | 18W(※エムログ調べ) |
Qi2 | 対応 |
出力ポート | USB-C ×1 |
入力ポート | USB-C ×1 |
入力出力 | USB-C 30W |
製品情報から読み取れることは、次のとおり。
- 充電容量10000mAhなのでスマホ約2回分の充電が可能
- ワイヤレスでもケーブルでもスマホを急速充電できる
- ケーブルを使えばPCも充電可能
- 2台同時充電が可能
では外観を見ていきましょう。
マットな質感にメッキが施され高級感ある見た目。トランプ53枚と同じくらいのサイズ感です。



僕が選んだのはブラックですが、他にも「ホワイト」と「ピンク」が用意されています。



製品表面には会社名が表記されています。マットな質感で気持ち良い触り心地です。



側面には製品情報が記載されています。



PSEマークも記載されているので、安全性も心配ありません。



ボタン周りなどに施されたメッキは高級感があります。所有欲が満たされます。



裏面にはワイヤレス充電パッドが付いています。Qi2の表記があります。
この面は質感が変わって、シリコンのような柔らかな手触りです。



底面には、次の3つが備え付けられています。
- 入出力可能なUSB-Cポートが1つ
- 充電残量がわかるインジケーター
- インジケーターを点灯させるボタン



僕は現在「iPhone12mini」にレザーの純正カバーを付けて生活しています。これにモバイルバッテリを付けた状態が上の写真です。スマホよりも少し分厚いです。



次に示す写真はモバイルバッテリーを付けたスマホを正面・背面から見たものです。
iPhone12miniだと底面及び側面から、モバイルバッテリーが少しはみ出ます。




iPhone16Proにピッタリのサイズ感なんだ!



ですが、次の写真のように、製品の角が丸く持ちやすい形状になっています。
このおかげで、 3mm薄いMATECH MagOn Ultra Blade 10000よりAnker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)の方が持ちやすいです。



同梱物は次の3つ
- 本体
- USB-C to Cケーブル
- 取扱説明書
充電器がないのでご注意ください。30W出力可能な充電器があれば効率的に充電できます。



製品の重量は207.28g。カタログスペックでは207gなので表記通りです。



Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)



【Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)】レビュー
では本題です。「Anker MugGo Power Bank (10000mAh Slim)」をレビューしていきます。




次のポイントについて確認していきます。
充電出力の検証
検証するのは次の5点です。
- スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?
- USB-C単ポートによる充電出力は?
- USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力は?
- モバイルバッテリーへの充電出力は?
- パススルー充電でのワイヤレス充電力は?
スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?
まずは、ワイヤレス充電の速度を検証します。本製品はQi2対応なのでワイヤレスでも15Wの急速充電が可能です。
スマホ未使用時と使用時の充電量を比較しつつ、どれくらい充電できるのか実態を掴みます。
使用しているスマホは「iPhone12mini」、使用中は「YouTubeを音量50%で視聴」とします。
未使用時 | 使用時 | |
---|---|---|
充電開始時 | 30% | 30% |
30分後 | 62% | 52% |
差 | 32% | 22% |




使用中の充電だと30%くらいパワーダウンします!
USB-C単ポートによる充電出力



USB-C単ポートの出力を確認すると28Wでした。カタログスペックが30Wなのでほぼ適正です。
PC作業しながらPCを充電することができます。
USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力



2台同時充電時のUSB-Cでの充電出力は11Wでした。単ポートに対して30%程度パワーダウンしました。
ワイヤレス充電は出力を計測できないので、30分充電した時にどれくらい充電が貯まるかを確認していきます。
ワイヤレス 1台充電 | 2台同時充電 | |
---|---|---|
充電開始時 | 30% | 30% |
30分後 | 62% | 48% |
差 | 32% | 18% |
結果、2台同時充電するとワイヤレスでの充電は45%ほどパワーダウンします。
なので、ワイヤレス充電だけでの出力が15Wだとすると、2台同時充電の出力は
- ワイヤレス6.8W
- USB-C:11W
- 合計:17.8W
になるようです。
モバイルバッテリーへの充電出力



カタログの使用30Wに対して28Wで充電できています。誤差の範囲内ですね。
パススルー充電でのワイヤレス充電



本製品でパススルー充電が可能なのか、可能だとして充電スペックはどれくらい変わるのかを検証します。
モバイルバッテリーを充電しながら、スマホなどのデバイスを充電できる機能
検証結果は
- モバイルバッテリーへの充電出力は7Wで通常の3分の2以下の出力
- ワイヤレス充電の出力は変化なし
となり、モバイルバッテリーの出力を軽減する代わりにスマホへ充電しているようです。
検証結果の根拠は次のとおり。
ワイヤレス充電効率を次の2つのパターンに分けて比較します。
- パススルー充電なし
- パススルー充電あり




モバイルバッテリーのバッテリー残量が25%程度で検証しています。
パススルーなし ワイヤレス | パススルー充電 ワイヤレス | |
---|---|---|
充電開始時 | 30% | 30% |
30分後 | 67% | 67% |
差 | 37% | 37% |
重ね持ちした時にズレやすい
スマホを本製品でワイヤレス充電した時に、割と簡単にモバイルバッテリーがズレ動いてしまいます。
磁力が弱いというわけではありませんが、他社の製品と比べると「装着感」はよくありません。
これで充電できていないということは、今までに一度もありませんが、ちゃんと充電できているのか不安になってしまいます。




装着感を求めるなら他の製品を探した方が良いよ!
充電中のモバイルバッテリーは熱くなる??
ワイヤレス充電モバイルバッテリーはスマホに装着してそのままポケットに入れることができます。
その反面、モバイルバッテリーが熱くなると直接触れているので、不快感を感じてしまいます。そこで「Anker MugGo Power Bank (10000mAh,Slim)」がどれくらい熱くなるのか検証します。
- 充電前の表面温度:25.0℃
- 30分充電後の表面温度:31.3℃
ワイヤレスで30分充電したら31.3℃まで上昇しました。
他社の製品に比べて、高温化しない高品質な製品です。




体温より暑くならないからポケットに入れていても不快感はなかったよ!






【Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)】と似た商品を紹介
「Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)」は
- Qi2に対応していてiPhoneをワイヤレスで急速充電できる
- ケーブルを使えば、PCも充電できる
- 所有欲を満たしてくれるデザイン
といった特徴のワイヤレス型モバイルバッテリーだとわかっていただけたと思いますが、類似品もザックリ確認しておきましょう。
一覧表をご覧ください。
![]() ![]() ![]() MagOn Ultra Blade 10000 | ![]() ![]() ![]() MagOn 10000 20W | ![]() ![]() ![]() Uno 10000mAh 15W | ![]() ![]() ![]() Anker 621 10000mAh Slim | |
---|---|---|---|---|
ワイヤレス 充電出力 | 15W | 7.5W | 15W | 15W |
充電容量 | 10000mAh | 10000mAh | 10000mAh | 10000mAh |
Qi2 | 対応 | Qi | 対応 | 対応 |
重さ | 191g | 168g | 230g | 207g |
厚さ | 12.05mm | 12.76mm | 20mm | 15mm |
ポート数 | USB-C ×1 ワイヤレス×1 | USB-C ×1 ワイヤレス×1 | USB-C ×1 ワイヤレス×1 | USB-C ×1 ワイヤレス×1 |
ディスプレイ | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
有線 充電出力 | 20W | 20W | 20W | 30W |
価格 | 8,990円 | 7,990円 | 8,980円 | 8,490円 |
購入する | 購入する | 購入する | 購入する |
上記の4つの製品と比較すると「有線」での充電出力に差があります。
「MacBookAir」に付属している充電器の出力が30Wなので、「30W」はPCを充電できるかどうかの目安になっています。
なので
- PCをモバイルバッテリーを使って充電する機会がある
- スマホはコードレスで充電したい
という思いがある人にとっては、「Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)」はかなりおすすめできます。
また、他の製品についてもレビューしておりますので、もう少し検討してみたいという方は、そちらの記事もご覧ください。



結論:【Anker MugGo Power Bank(10K Slim)】はどんな人におすすめ?
ワイヤレスモバイルバッテリーでPCの充電環境も整えたい
そんなあなたにおすすめなモバイルバッテリーです。
「Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)」はQi2対応でありながら、有線での充電出力が30Wを超え、PC作業をしながら、PCを充電できる優れもの。
電源を確保できない場所でPC作業する機会が多い人にとっては検討余地ありの製品といえます。
まとめ
「Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)」をレビューしました。
- Qi2に対応していてiPhoneをワイヤレスで急速充電できる
- ケーブルを使えば、PCも充電できる
- 所有欲を満たしてくれるデザイン
が特徴のモバイルバッテリーでした。
Anker MugGo Power Bank(10000mAh Slim)






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