【MagOn Ultra Blade 10000】Qi2対応で大容量のワイヤレスモバ充

尖ったワイヤレス型モバイルバッテリーをいくつも販売しているMATECHさんから「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」を購入しました。

「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」は充電容量10000mAhで「Qi2対応」のワイヤレスモバイルバッテリーです。

ディスプレイなし、ケーブル内蔵なしで超シンプルですが、軽量コンパクトなのが特徴です。

本記事では「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」を実際に使用した感想・レビューをお伝えします。

エムログ

ハイスペックなスマホを使い倒している方にとっては10000mAhがちょうど良いよ!

MATECH MagOn Ultra Blade 10000

メリット
デメリット
  • 厚さ12.05mmと薄い!
  • USB-Cケーブルでの充電も可能で、急速充電できる
  • Qi2に対応しておりiPhoneを急速充電できる。
  • パススルー充電可能
  • スタンドが付いていない。
  • ディスプレイがないので、バッテリー残量を大雑把にしか把握できない。
エムログ

デスクワーク歴8年、中学生の時からお金があればガジェットを買い集めてきたエムログが描いた記事です。

目次

【MagOn Ultra Blade 10000】外観・仕様・同梱物

製品名MagOn Ultra Blade 10000
サイズ105×68.4×12.05mm
重量191g
充電容量10,000mAh
充電出力USB-C 20W
ワイヤレス:15W
合計出力22.5W(※エムログ調べ)
Qi2対応
出力ポートUSB-C ×1
入力ポートUSB-C ×1
入力出力USB-C 18W

製品情報から読み取れることは、次のとおり。

  • 充電容量10000mAhなのでスマホ約2回分の充電が可能
  • ワイヤレスでもケーブルでもスマホを急速充電できる
  • 2台同時充電が可能

では外観を見ていきましょう。

マットな質感で、無機質かつシンプルなデザイン。トランプ53枚と同じくらいのサイズ感です。

製品表面には製品名と会社ロゴがシンプルに表記されています。

黒一色の製品に白文字でロゴが表記されており、この無機質さが「高見え」してると思います。高評価です。

裏面にはワイヤレス充電パッドが付いています。Qi2の表記がありますね。

PSEマークも記載されています。安全性の品質も問題ないようですね。

底面には、次の3つが備え付けられています。

  1. 入出力可能なUSB-Cポートが1つ
  2. 充電残量がわかるインジケーター
  3. インジケーターを点灯させるボタン

僕は現在「iPhone12mini」にレザーの純正カバーを付けて生活しています。これにモバイルバッテリを付けた状態が上の写真です。スマホよりも少し分厚いです。

充電容量10000mAh級であれば最薄級の「MagOn Ultra Blade 10000」ですが

を重ねた厚みとほとんど同じくらいです。

スマホとの重ね持ちをより快適にするなら、5000mAh級のモバイルバッテリーを2つ購入するという選択肢もアリかもしれません。

モバイルバッテリーを付けたスマホを正面・背面から見た写真です。iPhone12miniだと底面から少しはみ出ます。

エムログ

使用中の見た目が気になるという方は要注意!

同梱物は

  • 本体
  • USB-C to Cケーブル
  • 取扱説明書

の3つです。充電器がないのでご注意ください。20W出力可能な充電器があれば十分です。

製品の重量は191.03g。カタログスペックでは191gなので表記通りです。

MATECH MagOn Ultra Blade 10000

【MagOn Ultra Blade 10000】レビュー

では本題です。「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」をレビューしていきます。

次のポイントについて確認していきます。

充電出力の検証

検証するのは次の5点です。

  1. スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?
  2. USB-C単ポートによる充電出力は?
  3. USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力は?
  4. モバイルバッテリーへの充電出力は?
  5. パススルー充電でのワイヤレス充電力は?

スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?

まずは、ワイヤレス充電の速度を検証します。本製品はQi2対応なのでワイヤレスでも15Wの急速充電が可能です。

スマホ未使用時と使用時の充電量を比較しつつ、どれくらい充電できるのか実態を掴みます。

使用しているスマホは「iPhone12mini」、使用中は「YouTubeを音量50%で視聴」とします。

未使用時使用時
充電開始時30%30%
30分後67%65%
37%35%

スマホ使用時も充電は貯まっているので「合格点」です。

スマホの使用・未使用に関わらず同じくらいのスピード充電できるよ!

USB-C単ポートによる充電出力

USB-C単ポートの出力を確認すると13Wでした。カタログスペックが20Wなのでもう少し精度が高くても良いのかなと思います。

USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力

2台同時充電時のUSB-Cでの充電出力は12Wでした。単ポートでの出力とほとんど変わりません。

ワイヤレス充電は出力を計測できないので、30分充電した時にどれくらい充電が貯まるかを確認していきます。

ワイヤレス
1台充電
2台同時充電
充電開始時30%30%
30分後67%55%
37%25%

結果、2台同時充電するとワイヤレスでの充電は30%ほどパワーダウンします。

なので、ワイヤレス充電だけでの出力が15Wだとすると、2台同時充電の出力は

  • ワイヤレス10.5W
  • USB-C:12W
  • 合計:22.5W

になるようです。

モバイルバッテリーへの充電出力

18Wで充電できています。仕様と同じ出力です。

パススルー充電でのワイヤレス充電

パススルー充電とは?

モバイルバッテリーを充電しながら、スマホなどのデバイスを充電できる機能

MATECHのモバイルバッテリーは、パススルー充電に対応しています。「本当にパススルー充電ができるのか」、「充電スペックは変わらないのか」を検証しました。

検証結果は

  • モバイルバッテリーへの充電出力は7Wで通常のほぼ半分の出力
  • ワイヤレス充電の出力は約35%減

となり、パススルー充電時の充電スペックはおよそ半減します。

なので、「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」

パススルー充電はちゃんとできるけど充電スペックは落ちる。
パススルー充電スペックはQi2非対応「MagOn Ultra Slim 5000」と大差なし

ということがわかりました。

検証結果の根拠は次のとおり。

検証結果の根拠

ワイヤレス充電効率を次の2つのパターンに分けて比較します。

  1. パススルー充電なし
  2. パススルー充電あり

モバイルバッテリーのバッテリー残量が25%程度で検証しています。

パススルーなし
ワイヤレス
パススルー充電
ワイヤレス
充電開始時30%30%
30分後67%54%
37%24%

「薄さ12.05mm」の実感

MagOn Ultra Blade 10000とiPhone12miniを重ね持ちした状態で、ポケットに収納したときの写真です。

注意深く見ると、ポケットにスマホが入っているのがわかるレベルです。見た目は問題なしだと思います。

問題は重さです。ズボンが下に引っ張られる感があります。ウェストのゆるいパンツを履いているとズレてしまうかもしれないという不安感がありました。

これまでに紹介した「MagOn Ultra Slim 5000」や「MagOn Ultra Blade 5000」ではこのような感覚ありませんでした。

「10000mAh」か「重さ」か…どっちを取りますか??

充電中のモバイルバッテリーは熱くなる??

ワイヤレス充電モバイルバッテリーはスマホに装着してそのままポケットに入れることができます。

その反面、モバイルバッテリーが熱くなると直接触れているので、不快感を感じてしまいます。そこで「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」がどれくらい熱くなるのか検証します。

検証結果
  • 充電前の表面温度:20.1℃
  • 30分充電後の表面温度:37.5℃

ワイヤレスで30分充電したら37.5℃まで上昇しました。

正直「暖かい」から「少し熱い」に変わりちょっとだけ不快感を感じます。

レビューしているのが3月で寒い季節なのに不快感を感じるので、夏場に外でポケットに入れて移動すると汗をかいて蒸れてしまうかもしれません。

充電前の表面温度
30分充電後の表面温度

【MagOn Ultra Blade 10000】と似た商品を紹介

「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」

  • Qi2に対応していてiPhoneをワイヤレスで急速充電できる
  • 10000mAhでスマホ2回分の充電容量があって安心
  • なのに12.05mmと薄い!

が特徴のワイヤレス型モバイルバッテリーだとわかっていただけたと思いますが、類似品もザックリ確認しておきましょう。

一覧表をご覧ください。

スクロールできます

MagOn
Ultra Blade
10000

MagOn
10000 20W

Uno
10000mAh
15W

Anker 621
10000mAh
Slim
ワイヤレス
充電出力
15W7.5W15W15W
充電容量10000mAh10000mAh10000mAh10000mAh
Qi2対応Qi対応対応
重さ191g168g230g207g
厚さ12.05mm12.76mm20mm15mm
ポート数USB-C ×1
ワイヤレス×1
USB-C ×1
ワイヤレス×1
USB-C ×1
ワイヤレス×1
USB-C ×1
ワイヤレス×1
ディスプレイ非対応非対応対応非対応
スタンドなしなしありなし
価格8,990円7,990円8,980円8,490円
購入する購入する購入する購入する
充電容量10000mAhのモバイルバッテリー比較

「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」の特徴は「薄さ」。上の表で比較している各社最薄級のモバイルバッテリーの中でも群を抜いて薄いのがわかります。

ただ、前章でレビューしたように「重い」「大きい」ことに変わりはありません。であれば少々分厚くなっても良いのでスタンドやディスプレイが付くUGREENさんの「Uno 10000mAh 15W」の方が良いという考え方もアリです。

また、少しお値段は張りますが、「MATECH MagOn Ultra Slim 5000」2台持ちもおすすめです。「MATECH MagOn Ultra Slim 5000」は6.9mmの驚異的な薄さが特徴です。

2枚合わせても「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」のサイズ感とほとんど同じですが2枚に分かれているので

  • 1枚目はスマホと重ね持ちして充電
  • 2枚目はカバンにしまっておく

という使い方ができます。カバンを常に持ち運んでいる方には「薄いモバイルバッテリー2枚持ち」の方がおすすめです。

「MATECH MagOn Ultra Slim 5000」は次の記事で詳しく紹介してるよ!

Qi2かつ2枚持ちなら「MATECH MagOn Ultra Blade 5000」がおすすめ!

結論:【MagOn Ultra Blade 10000】はどんな人におすすめ?

ハイスペックなスマホを使い倒していて、かつ、荷物の数を減らしたい!

そんなあなたにおすすめなモバイルバッテリーです。

「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」はQi2対応かつ大容量モバイルバッテリーです。

重たい動作もサクサクこなせるハイスペックなスマホを使いこなしている方にとっては、申し分ない充電スペックを備えています。

ただ、「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」のサイズ感は5000mAhのワイヤレスモバイルバッテリーを2枚重ねて持っているのと大差ありません。

先述したように、2枚持ちの方が使いやすいと思います。

ですが、「この2枚のモバイルバッテリーを1枚にまとめたい!」そんなあなたにとっては検討の余地ありの製品です。

2枚持ちより荷物は整理しやすいし、お値段も抑えられるよ!

まとめ

「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」をレビューしました。

  • Qi2に対応しiPhoneを急速充電できる
  • スマホ2回分の充電容量を持つ
  • なのに12.05mmの薄さ

が特徴のモバイルバッテリーでした。

MATECH MagOn Ultra Blade 10000

メリット
デメリット
  • 厚さ12.05mmと薄い!
  • USB-Cケーブルでの充電も可能で、急速充電できる
  • Qi2に対応しておりiPhoneを急速充電できる。
  • パススルー充電可能
  • スタンドが付いていない。
  • ディスプレイがないので、バッテリー残量を大雑把にしか把握できない。
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この記事を書いた人

中学生のときからお年玉で買うのは「ガジェット」デスクワーク歴8年、ブロガー歴2年のガジェットオタクです。デスクワークが捗りモチベーションが上がるデバイスを紹介していきます。

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