Netflixで配信され人気を博している台湾のドラマ『模仿犯』
本当に面白いの?と思われる方も多いと思いますので、ひと足先に見たNetflixマニアの私が、あなたにおすすめなのか評価していきます。
また、本作は「数多くの事件」が出てきます。そしてその事件の名前が聞き馴染みのない中国人名で語られるため、ストーリーについていけない人が多い方思います。
そこで、事件を簡単に振り返れるものを用意していますので、ストーリーをしっかり理解したい人はぜひご利用ください。
ではいきましょう!!
目次
Netflix『模仿犯』作品情報・予告
『模仿犯』あらすじ
ある日、公園にギフトボックスが置かれていた。その中には、「切断された人間の手」が入っていた。
検察官のグオ・シャオチは、この手の親指付け根にある柵状痕から、1995年に起きた「ティエン・ツンイ事件」との関連に気づく。
「ティエン・ツンイ事件」の捜査記録には不審な点がいくつかあり、真犯人は別にいるのではないかと疑念を抱く。
捜査の最中、「チン・イージュン」という女性が行方不明になる。彼女は切断された手についた柵状痕の原因になった指錠で拘束されていた。
この3つの事件の関連は?行方不明の女性は助かる?真犯人はだれ?
検察官グオ・シャオチは、この事件をどのように乗り越えるのか!?
ネタバレなし感想・評価
評価
合計:37点/50点
- ビジネスマンとして成功していくサクセスストーリーに興奮したい!
- 地上波ではみられない過激な表現を楽しみたい!
そんなあなたになら観ても損はしない「面白いドラマ」です!
ストーリー(10点中) ※話・内容の良さ | 8 |
キャスト(10点中) ※キャストの豪華さ・役の魅力 | 7 |
心に残る(10点中) ※感動や興奮など心に残る内容だったか | 8 |
個性(10点中) ※設定や内容のオリジナリティ | 5 |
中毒度(10点中) ※視聴が夢中になってしまうか | 8 |
- 20点以下
- 21〜27点
- 28〜32点
- つまらないドラマ:好きな俳優さんが出てるなら観た方が良い
- 33〜37点
- 38〜42点
- 43〜45点
- 46〜50点
- 面白すぎる!神ドラマ:何回も観たいと思えるドラマ!
えむぶろの個人的な感想(ちょっとだけネタバレあり)
サスペンスドラマを見て、犯人を推理したい人にはもってこいのドラマです!また、このドラマは事件発覚後も犯行が続くので、ドキドキ・ハラハラする場面も多いかと思います!
とはいえ、犯行の動機やロジックなどストーリー重視の方におすすめのドラマかと思います!
ここで、このドラマがおすすめな人・そうでない人をまとめておきますね!!
また、ストーリーのテンポ感も早い方かなと思います。犯人とのやりとりでもたつく場面はありますが、犯人へのヒントや、さらなる事件が矢継ぎ早に出てくるので、没入感を感じながら楽しめると思いますよ!!
ただ、けっこうグロいシーンがあるので、そういうのが苦手な方はやめといた方がいいかもですね!
Netflix『模仿犯』ネタバレ感想・評価
めちゃくちゃ悲惨なサスペンス!陰湿な雰囲気に数々のグロい殺人。主人公や被害者遺族にとって残酷な物語!
サスペンスドラマとして、とても面白い作品だったと思います。
登場人物が次々に事件に巻き込まれていきます。
犯人は女性を監禁し、殺害して、遺族の元へ返すといったことを繰り返しますが、その返し方がひどいんです。
・巨大な十字架に引っ掛けられた死体
・公園の滑り台の上に座った状態で置かれた首切断死体
特に巨大な十字架に引っ掛けられた彼女は、祖父と信仰が異なることを「祖父が傷つくため」打ち明けられずにいました。そのことを犯人に弄ばれているんです。
そのことに気づいた祖父のマーさんの「その優しさがあれば十分だ。何を信じていようと構わない。」というセリフには胸が苦しくなりました。
主人公で検察官のグオ・シャオチは
・少年時代に両親・妹が殺される
・元カノが今回の事件に巻き込まれ殺される
と特に悲惨です。元カノとは、よりを戻そうと話した直後に殺されたので、感情移入していると、立ち直るのに時間を要するかもしれません。
物語の中盤に、検察官グオは犯人に目星を付けますが、決定的な証拠がなく、追い詰められずにいました。その間に、犯人がグオの元カノが殺されます。
犯人を知っているのに、捕まえられない。復讐したいけど、法を司る検察官。このジレンマの中でもがき苦しむ姿がリアルに表現されています。
アンケート(30人)による評価
このドラマについて、30人の方にアンケートのご協力をいただきました。アンケートの内容は
- この映画の面白さを6段階で評価
- 感想
です。6段階評価は
- 0点:観なければよかった
- 1点:好きな俳優さんが出てるなら観た方が良い
- 2点:観ても損はない
- 3点:おすすめのドラマ!観てほしい!
- 4点:絶対に他の人にも観てほしい!
- 5点:何回でも観たい神ドラマ!
となっています。
30人の評価の平均点は次のとおりとなりました!
3.5点/5点
5点/5点
現実社会を具体的に描写しているので楽しいです。かなりの臨場感があるので見ていると面白いです。具体的に現代社会はどういったものかを考えている物語でした。また何回もみたいと思いました。面白さが半端ないです。
5点/5点
原作が長編なので再現が出来るのだろうか?と思いながら見ましたが、物足りなさも無駄もなく分かりやすかったです。一人ひとりの演技力が高く、宮部みゆきへのリスペクトと作品への敬意を感じる事が出来て良かったです。
2点/5点
原作が宮部みゆきならば、ハズレはないだろうと視聴しました。最初は面白かったけど、長くて飽きてきました。
3点/5点
話の内容が凄く面白いです。それでいて、俳優さんたちの熱演が本当に素晴らしいから非常にクオリティが高い作品内容となっています。登場人物たちがしっかり個性的に演じてくれているからその辺は凄く注目してほしいです。
3点/5点
「模倣犯」は、緊迫感あふれるサスペンスドラマで、観る者を引き込む力があります。物語は、複雑な心理戦と巧妙なプロットが交錯し、予測不可能な展開が続きます。特に、キャラクターたちの心理描写が深く、犯罪とその背景に潜む人間ドラマがリアルに描かれています。演技も非常に高水準で、緊張感や感情の起伏が巧みに表現されています。全体として、サスペンス好きにはたまらない、深い内容と緻密なストーリーテリングが楽しめる作品です。
3点/5点
キャストが豪華で楽しめました。特に序盤~中盤の展開は面白く、どうなるのかとワクワクしながら見ました。残念だったのは、終盤が駆け足展開で、最終回が種明かし回のような展開だったこと。結局何が「模仿」だったのかという最大の謎もインパクトに欠けました。
2点/5点
好きな俳優が出演しているため視聴しましたが、スリルがあり展開が読めないストーリーに夢中になって観てしまいました。「本当にこんなことがあったらどうしよう?」ととてもドキドキして、すぐに友人と感想を言い合いました。
3点/5点
ジャック・ヤオのイメージと役柄のがあって驚いたけれど、普段とのギャップが大きいからこその怖さもあって、すごくドラマに引き込まれました。
2点/5点
緊張感溢れるストーリーと深い心理描写に引き込まれました。特にクライマックスの展開には驚き、最後まで目が離せませんでした。社会の闇と人間の本質を考えさせられる、見る価値のある作品だと感じました。特に、登場人物たちの葛藤や真実を求める姿に共感しながら、最後の衝撃的な展開にはびっくりしました。
5点/5点
女性を狙った犯罪の卑劣さや残虐性もさることながら、カリスマ的な人心掌握術を持った頭脳犯のシリアルキラーとベテラン捜査陣、犯罪被害者遺族の駆け引きにハラハラしました。劇場型犯罪ドラマに求める要素が全部詰まった、見ごたえたっぷりのドラマです。
5点/5点
多数の女性が被害に遭ってしまったシーンを見て、事件の真相を掴んでほしいという気持ちでドラマを見ることができました。模倣犯は、サスペンスドラマとしてとても面白い内容になっていました。坂口健太郎さんの活躍するシーンに見どころがありました。
4点/5点
模倣犯は一度見始めたら没頭してしまう作品でした。マスコミや大衆の姿勢に対する批判的な視点が奥深く、なかなかこういった観点から扱っている作品はないなと思い、面白かったです。シリアルな場面から、俳優達の素晴らしい演技も楽しみながら見ることができました。
4点/5点
宮部みゆきの小説を2016年にドラマ化したものを2023年に台湾で再ドラマ化したものです。勿論大ヒット作を元にしているのもあり、今作もおもしろいです。ネットフリックスなので、台湾ドラマでも見れるのがとてもありがたいです。
4点/5点
話も凄く面白いし、何よりこの作品を一番よくしているのが俳優さんたちの演技力の高さと情熱であると思います。悪が強すぎてどうなるのかこのまま負けちゃうんじゃないかとか思わせてくれると事が凄くいいですね。ドキドキハラハラしちゃいました。
3点/5点
原作がとてつもないボリュームなのに、それをドラマに上手くまとめこんだ印象を感じました。サイコパス的な演技が非常に印象的で役者さんを追って視聴した際も満足度が高い印象でした。
5点/5点
「模倣犯」を見た後の感想は、まるで心の中にずっと残る余韻のようです。このドラマはただのエンターテイメントではなく、視聴者に深い思索を促す作品でした。宮部みゆきの原作を忠実に再現しつつも、独自の解釈を加えた脚本は、原作ファンも納得の出来だったのではないでしょうか。物語の展開は予測不能で、最後まで目が離せませんでした。 ただ、犯人の心理描写や事件の背景にもう少し深堀りしてほしかったというのが正直なところです。それでも、このドラマは多くの人に見てもらいたい、そんな一作に出会えたことに感謝しています。
4点/5点
自分自身としては原作の良さが伝わってきた感じで素晴らしい完成度であり、いろんなことを考える作品であること。また被害者の女性たちの背景が犯人たちのそれぞれの生い立ちと彼らの結びつきも、なかなか説得力ある設定だったのでよかったです。
3点/5点
原作は犯罪小説の金字塔と云われる程の名作です。個人的には、犯人と警察とか探偵がしのぎを削ったりする話が好きなので、最後の放り投げっぷりはガッカリだったが、それでも印象に残るシーンだった。原作者の宮部みゆきさんは、納得した内容だったのか疑問です。
3点/5点
宮部みゆきさんの原作小説を台湾が実写ドラマ化した作品で、原作とは違い事件を追う検事がメインとなってストーリーが進んでいきます。原作とは違うものの、そのおかげでわかりやすくストーリーに入り込みやすくなっていると思います。残酷な事件を描いているので、しんどくもなりますが、先が気になってどんどん見てしまいます。
1点/5点
盛り上がり方とか、映像では原作小説の良さがあまり伝わってこなかったのが個人的ない感想。原作好きなので一応最後まで見たが、全体的にいまいちという感想しか出てこない。この感想は原作小説を読んだ後だからかもしれないので、何も知らない状態ならそこそこ面白く見れるかもしれない。
4点/5点
最高に面白かった!毎話毎話胸糞悪く終わるし、ストーリー的に正義が勝つと分かっていても悪が裁かれずに終わるんじゃないかと思うくらいドキドキしっぱなし。郭燒其が犠牲を払いすぎててしんどい。生き生きと仕事しててよかったよ…欲を言うなら胡健和の無罪が証明されたのをしっかり描いて欲しかった。范少勳と姚淳耀を見るために見始めたんだけど強烈な存在感を放ってた。今作に出てる俳優全員に賞をあげたい…素晴らしかった
4点/5点
原作に忠実な部分と真逆の部分のバランスが良く、長く複雑なストーリーを最後まで飽きることなく視聴できた良作です。
5点/5点
大分前に中居くんの映画版を観た記憶が…それとはちょっと違うような気がするんだけど。かなり前だから記憶は定かではありませんが。最後、生放送で頭が飛んだシーンが印象的で、それ以外記憶がぶっ飛んでる笑笑記者役である中谷美紀が記者として成長していく姿が良かった。特に最後の坂口健太郎との心理戦のようなやり取りは良いねこれはテレ東の作品?WOWOWでやってたのでWドラマかと…その割にはちょっと低予算⁇って感じるところがチラホラあったから。でも、原作が宮部みゆきだけあって、ストーリーは面白かった。
3点/5点
原作とはだいぶ内容が変わってる様な気がしましたが、ハラハラするシーンが多くて、最後まで楽しめて観れました。暗くて重いシーンが多いので、ちょっと気分が沈む場面もありますが、最後はスッキリする感じでした。
3点/5点
原作の評判がよかったので見てみました。次々におこる事件の描写は寒気がするものでしたが、犯人が追い込まれていた背景のようなものがわかるにつれてストーリーにのめりこんでしまいました。最後まで目がはなせない緊張感でした。
3点/5点
原作が宮部みゆきならば、ハズレはないだろうと視聴しました。最初は面白かったけど、長くて飽きてきました。真一君に犯人の減刑をしてという無茶苦茶な少女にイラっとした。原作を読んでないからわからないけど、真一君と少女の人物描写があまり表現できてなかった。
3点/5点
ドラマ「模倣犯」は、原作の重厚なストーリーを見事に映像化し、視聴者を引き込む力があります。サスペンスと心理描写が巧みに絡み合い、犯人の異常な思考と被害者の苦悩が深く描かれている点が印象的です。特に、中居正広さんの演じる犯人像が強烈で、平然と犯罪を重ねる姿が恐ろしいと同時に見応えがあります。緊張感のある展開と人間の闇を深掘りする脚本により、最後まで目が離せないドラマでした。悲劇と真実の追求が心に残ります。
3点/5点
良くも悪くも、地上波でも内容を大きく変えないで製作可能なスリラードラマとして秀作だと思います。ベースストーリーは、やろうと思えば十二分にグロ系の仕上げにも出来るものですが、それなりに抑えた内容でも十分に面白かったのは、宮部先生の原作が優れていたからだと思います。
4点/5点
ドラマ模倣犯の衝撃的な世界観に序盤から釘付けになりました。事件の真相を追っていく中で人間の深淵を覗き込むような感覚になり目が離せませんでした聞いたことが特に犯人の歪んでしまっている心理描写はとてもリアルで見ている自分の心に深く刻み込まれました。
といった意見が多かったですね!
事件と登場人物の整理
台湾人の名前に馴染みがなくて、登場人物の名前と事件を覚えられない人が多いと思うので、まとめといたよ!
主な登場人物
| 主人公:グオ・シャオチ 連続殺人事件を捜査する検察官 CAST:ウー・カンレン |
| ルー・イェンジェン グオに協力するTVスタッフ CAST:キャミー・チャン |
| フー・ユンホイ グオの元カノ・心理学者 CAST:アリス・クー |
| リン・ヨンシャン(呼称:ヨンさん) グオと共に連続殺人事件を捜査する刑事 CAST:トゥオ・ツォンファ |
| ユートン ヨンさんの娘。事件の被害者の一人。 CAST: |
| マー・イーナン(呼称:マーさん) 事件被害者「チン・イージュン」の祖父 CAST: |
| ヤオ・ヤーツー TV局看板アナウンサー CAST:ルビー・リン |
| チェン・ホーピン TVリポーター イェンジェンの先輩・ヤーツーのライバル CAST:ジャック・ヤオ |
| フー・ジェンホー ユンホイの弟・TV局のカメラマン CAST:シア・トンハン |
| シェン・ジャウェン クラブKINKのイケメンDJ・ジェンホーと同級生 CAST:フェンディ・ファン |
| ティエン・ツンイ イェンジェンの友人を殺害した犯人 CAST:ホアン・ハー |
主な事件の整理
リー・シャオリン暴行事件:およそ1985年
検察官グオの元カノの弟「フー・ジェンホー」が中学生の時に暴行したとされる事件。リー・シャオリンは少年院で自殺
ジャン・ミンメイ殺害事件:およそ1990年
イケメンDJ「シェン・ジャウェン」が「ジャン・ミンメイ」という女性を絞殺した事件。遺体はジャウェンの実家の庭で、白骨化した状態で見つかる。
ティエン・ツンイ事件:1995年
自称カメラマン「ティエン・ツンイ」が広告代理店勤務の「ジャン・ユーピン」を殺害した事件。「ジャン・ユーピン」は記者の「ルー・イェンジェン」の友人。「ジャン・ユーピン」の親指は脱臼していた。
手首切断事件:1997年
切断された手が入ったギフトボックスが公園に置かれ発覚した事件
被害者は銀行員でモデルを目指す「ジエン・ジアイー」で、遺体は監禁場所だった廃墟近くに埋められていた。
チン・イージュン誘拐事件:1997年
ナンチン寺の僧侶「マーさん」の孫「チン・イージュン」が誘拐された事件。
以下2つのギフトボックスが見つかる
・自称カメラマン「ティエン・ツンイ」の家で、「チン・イージュン」の身分証
・ナンチン寺で「チン・イージュン」のブラジャーとビデオ
その数日後、大きな十字架にかけられた状態で遺体が見つかる。
ヨンさんの娘誘拐事件:1997年
刑事リン・シャンヨンの娘「ユートン」が誘拐された事件
首切断事件:1997年
ユートンの友人「ユェン・ズーチン」が誘拐された事件。首を切断された後、公園の滑り台でユートンの携帯と共に発見される。
まとめ
以上、Netflix独占配信中の台湾ドラマ『模仿犯』でした!
「模仿犯」は陰湿な雰囲気のサイコパスミステリードラマでとてもクオリティが高いドラマだと思います。まだ視聴していない人はぜひ観てみてくださいね!
また、視聴中の方はストーリーのガイドブックとしてもご利用いただけたら幸いです!
以上、『模仿犯』のレビューを終わります!最後まで、読んでいただきありがとうございました!!ではまた!
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