「コスパ」に定評のあるCIOさんから
- Apple Watchをワイヤレスで充電可能
- スタンドがついている
- 充電残量をデジタル表示
のモバイルバッテリー「SMARTCOBY Ex02」 から発売されています。
ということで、「SMARTCOBY Ex02」を実際に使用した感想・レビューをお伝えしたいと思います。

Apple Watchは財布としても使うからApple Watchを充電できるモバイルバッテリーが1台あると安心だね!
CIO SMARTCOBY Ex02







デスクワーク歴8年、中学生の時からお金があればガジェットを買い集めてきたエムログが描いた記事です。
【CIO SMARTCOBY Ex02】外観・仕様・同梱物



製品名 | CIO SMARTCOBY Ex02 |
---|---|
サイズ | 高さ93×幅63×奥行15.6mm |
重量 | 約140g |
充電容量 | 5,000mAh |
充電出力 | USB-C 20W ワイヤレス 7.5W Watch 2.5W |
合計出力 | ワイヤレス:6.1W USB-C:10W 合計:15W(カタログ) |
Qi2 | 非対応 |
出力ポート | USB-C ×1 |
入力ポート | USB-C ×1 |
入力出力 | 18W |
製品情報から読み取れることは、次のとおり。
- スマホ約1回分の充電が可能
- ワイヤレスだとスマホを急速充電することはできない
- Apple Watchをケーブルなしで充電できる
- ワイヤレスとケーブルを使って2台同時充電が可能
では外観を見ていきましょう。



表面はシボ加工で汚れがつきにくく、目立ちにくい作りになっています。サイズ感は厚みはトランプ53枚分くらい、横幅縦幅はクレジットカードくらいです。



製品の表面にはスマホをワイヤレス充電をするためのポートが付いています。Qi2には非対応ですがケーブルなしで充電することができます。



ここには製品情報も記載されています。PSEマークも記載されています。安全性の品質も問題ないようです。



製品の背面にはApple Watchを充電するためのポートと、スマホリングやスタンドになるリングが付いています。









製品底面には
- 充電残量を表示するためのボタン
- USB-Cポート
- 充電残量表示(デジタル表示)
があります。
USB-Cの充電ポートは
- モバイルバッテリー自体を充電
- モバイルバッテリーからスマホなどを充電
ができます。



僕は「iPhone12mini」にレザーの純正カバーを付けて生活しています。これにモバイルバッテリを付けた状態が上の写真です。スマホより少し分厚く見えます。



こちらはモバイルバッテリーを付けたスマホを正面・背面から見た写真です。iPhone12miniですがスマホからはみ出ず、すっぽりおさまっています。
多くのモバイルバッテリーをレビューしてきましたが、iPhone12miniのサイズ感にピッタリ合う製品は初めてです。高評価!!



同梱物は
- 本体
- USB-C to Cケーブル
- 取扱説明書
の3つです。充電器がないのでご注意ください。18W出力可能な充電器があれば十分です。
注意すべきは「USB-C to Cケーブル」です。
ケーブルを使って充電したい場合は、iPhone14以前のモデルをケーブルで充電するには「USB-C to Lightning」を用意する必要があります。



重量は141.12gで表記の140gとは1.12gの誤差でした。
CIO SMARTCOBY Ex02



【CIO SMARTCOBY Ex02】レビュー
では本題です。「CIO SMARTCOBY Ex02」をレビューしていきます。




次のポイントについて確認していきます。
充電出力の検証
検証するのは次の5点です。
- スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?
- Apple Watch の充電力を検証
- USB-C単ポートによる充電出力は?
- USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力は?
- モバイルバッテリーへの充電出力は?
- パススルー充電でのワイヤレス充電力は?
スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?
まずは、ワイヤレス充電の速度を検証します。本製品はQi2に非対応なのでワイヤレスだと7.5W出力での充電になります。




7.5Wってどれくらいのスピードで充電できるの??
スマホ未使用時と使用時の充電量を比較しつつ、どれくらい充電できるのか実態を掴みましょう。
検証の結果は次のとおり。
スマホ未使用時に比べて、スマホを使用している時の充電速度は40%ダウン
検証の条件は
- 使用するスマホは「iPhone12mini」
- スマホの使用は「YouTubeを音量50%で視聴」
とします。
検証結果は次のとおり。
未使用時 | 使用時 | |
---|---|---|
充電開始時 | 30% | 30% |
30分後 | 58% | 47% |
差 | 28% | 17% |




充電速度はダウンしますが、スマホを使用しても充電されているから合格点!
Apple Watchの充電力を検証



Apple Watch SEで充電効率を検証します。
未使用時 | |
---|---|
充電開始時 | 47% |
30分後 | 58% |
差 | 11% |
30分で11%なので5時間でフル充電可能ですね。




1日で充電を使い切ることは、ほとんどないので十分なスペック
USB-C単ポートによる充電出力



USB-C単ポートの出力ですが、カタログスペック20Wに対し15Wでした。
USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力



2台同時充電時のUSB-Cでの充電出力は11Wでした。単ポートに対して30%程度パワーダウンしました。
ワイヤレス充電は出力を計測できないので、30分充電した時にどれくらい充電が貯まるかを確認していきます。
ワイヤレス 1台充電 | 2台同時充電 | |
---|---|---|
充電開始時 | 30% | 30% |
30分後 | 58% | 53% |
差 | 28% | 23% |
結果、2台同時充電するとワイヤレスでの充電は20%ほどパワーダウンします。
なので、ワイヤレス充電だけでの出力が7.5Wだとすると、2台同時充電の出力は
- ワイヤレス:6.1W
- USB-C:11W
- 合計:17.1W
になるようです。
モバイルバッテリーへの充電出力



カタログの使用18Wに対して18Wで充電できています。
パススルー充電でのワイヤレス充電



本製品でパススルー充電が可能なのか、可能だとして充電スペックはどれくらい変わるのかを検証します。
モバイルバッテリーを充電しながら、スマホなどのデバイスを充電できる機能
検証結果は
- モバイルバッテリーへの充電出力は6Wで通常の3割程度の出力
- ワイヤレス充電の出力はほぼ10割程度
となり、ワイヤレス充電の効率を落とすことなくバイルバッテリーを充電できます。




帰宅したらモバイルバッテリーごとiPhoneを充電すれば、モバイルバッテリーの「充電忘れ」を防げるね!
検証結果の根拠は次のとおり。
ワイヤレス充電効率を次の2つのパターンに分けて比較します。
- パススルー充電なし
- パススルー充電あり




モバイルバッテリーのバッテリー残量が25%程度で検証しています。
パススルーなし ワイヤレス | パススルー充電 ワイヤレス | |
---|---|---|
充電開始時 | 30% | 30% |
30分後 | 58% | 57% |
差 | 28% | 27% |
角度調整できるスタンドは高評価!









製品背面についているリングはスマホスタンドとしても使用できますが、これ実は「無段階で角度調整」できます。
製品に厚みがあるため、スタンドとしての安定感も高いのでGOODです。
使用シーンに合わせて、最適な状態に合わせて使用してみてください。
吸着力は強め



本製品のマグネット吸着力は比較的強めです。
なので
- スマホとモバイルバッテリーを重ね持ちしてスマホを操作してもズレ動く心配はなし
- 充電しながらポケットに入れても充電できていないか不安にならない
- 充電しながらカバンに入れていても不安にならない
という利点があります。
iPhone12miniでも製品がスマホからはみ出ない



本製品は横幅・縦幅がコンパクトなので、サイズの小さいiPhone12miniのような小さなスマホでもはみ出すことなく充電することができます。
重ね持ちした状態でのスマホ操作も快適です。その上、スマホリングが付いているので充電中の方が安定している気すらします。
分厚いのが少しネックですが、先述したようにスタンドとしての安定性が向上していますし、グリップ感の向上にも役立っていると思います。
分厚さの割に軽いのでビックリ



本製品は写真のように分厚いです。
充電容量5000mAh級の製品では薄いものだと「厚み7mm」のものがある中で、本製品は「18.5mm」なので2倍以上も分厚いです。
ですが、重量が140gと非常に軽いです。
カタログを見ればサイズと重量は載っているので想像はできるのですが、実際持ってみるとビックリ。厚みの割に軽いおかげで、なぜか「持ちやすい」んです。
140gより軽く感じる、そんな不思議な製品です。
Apple Watch 充電にもWake-Up機能を適用して欲しい



Apple Watchをワイヤレス充電するには、Apple Watchを設置後に製品側面にあるボタンを押す必要があります。
スマホの充電ではボタンを押す必要がない「Wake-Up機能」が採用されていることもあり、Apple Watchをセットして充電されないと「故障かな?」と不安になってしまいます。




ボタンを押すのを忘れないでね!
充電中のモバイルバッテリーは熱くなる??
ワイヤレス充電モバイルバッテリーはスマホに装着してそのままポケットに入れることができます。
ただ、モバイルバッテリーは充電中にどうしても熱を持ってしまいます。あまりに熱くなってしまうと不快なので、「MagOn Watch 9000」がどれくらい熱くなるのか検証します。
- 充電前の表面温度:28.3℃
- 30分充電後の表面温度:37.1℃
ワイヤレスで30分充電したら37.1℃まで上昇しました。
体温よりやや低いです。暖かさは感じますが、「不快な熱さ」ではありません。






【CIO SMARTCOBY Ex02】と似た商品を紹介
「CIO SMARTCOBY Ex02」は弱みである「厚み」を強みに変えることができている秀逸なモバイルバッテリーでした。
本記事をご覧いただいている方は、Apple Watchがワイヤレスで充電できるモバイルバッテリーをお探しだと思うのでApple Watchを充電できるモバイルバッテリーを2つ紹介します。一覧表をご覧ください。
![]() ![]() ![]() MagOn Watch Slim | ![]() ![]() ![]() MagOn Watch 9000 | ![]() ![]() ![]() SMARTCOBY Ex 2 | |
---|---|---|---|
メーカー | MATECH | MATECH | CIO |
ワイヤレス 充電出力 | 15W | 7.5W | 7.5W |
Watch 充電出力 | 3W | 2~3W | 2.5W |
充電容量 | 5000mAh | 9000mAh | 5000mAh |
Qi2 | Qi2 | Qiのみ | Qiのみ |
充電残量 表記 | デジタル | デジタル | デジタル |
ポート数 | ワイヤレス×1 USB-C×1 | USB-C ×1 | ワイヤレス×2ワイヤレス×1 USB-C×1 |
重さ | 146g | 185g | 140g |
厚さ | 8.5mm | 15.8mm | 15.6mm |
スタンド | ○ | ○ | ○ |
価格 | 7,990円 | 8,990円 | 5,980円 |
購入する | 購入する | 購入する |
MagOn Watch 9000がおすすめな人は次の3点に当てはまる人です。
- 充電容量はできるだけ大きいものでないと安心できない
- 分厚さは気にしない
- Apple Watchとスマホをワイヤレスで同時充電したい



MagOn Watch Slim 5000は同じMATECH製。おすすめな人は次のとおり。
- スマホ1回分の充電容量があれば十分
- Qi2対応でiPhoneを急速充電できないとイヤ
- できるだけ薄型軽量で持ち運びやすい方が良い



また、この3機種についてより詳しく比較検討されてたい方は、次の記事をご覧ください。



結論:【CIO SMARTCOBY Ex02】はどんな人におすすめ?
スマホとApple Watchをワイヤレスで充電できるモバイルバッテリーをコスパよく手に入れたい
そんなあなたにおすすめなモバイルバッテリーです。
本製品は正直「MATECH MagOn Watch Slim 5000」と比較すると、スペックでも使用感でも優れているところはありません。




大きく負けていることもないけどね
ですが、「価格面」では大きく優勢です。25%も安価に「スマホとApple Watchをワイヤレスで充電できるモバイルバッテリー」を手に入れることができます。
なので、コスパ重視の方には、「CIO SMARTCOBY Ex02」がおすすめです。
まとめ
「CIO SMARTCOBY Ex02」をレビューしました。
「コスパ重視&Apple Watchもワイヤレスで充電したい」そんなあなたにおすすめなモバイルバッテリーでした!
最後にもう一度、メリットとデメリットをまとめておきます。
CIO SMARTCOBY Ex02



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