【MATECH PowerMag 7000】スタンド付きモバイルバッテリーをレビュー

シンプルで薄いワイヤレス型モバイルバッテリーをいくつも販売しているMATECHさんから「PowerMag 7000」を購入しました。

「PowerMag 7000」の特徴は次の3つです。

  1. スマホにちょうど良い充電容量
  2. スタンド付きなのでデスクとの相性が良い
  3. USB-Cポートが2つあるのでスタンド時も使いやすい

本記事では「PowerMag 7000」を実際に使用した感想・レビューをお伝えします。

エムログ

スタンドが付くことで使用感が変わるのか要チェックだね!

Power Mag 7000

メリット
デメリット
  • 厚さ12.8mmと薄い!
  • USB-Cケーブルでの充電も可能で、急速充電できる
  • スタンドが付いている
  • パススルー充電が可能
  • USB-Cポートが製品側面についているのでパススルー充電しやすい
  • Qi2に非対応なので、iPhoneを急速充電できない
  • ディスプレイがないので、バッテリー残量を大雑把にしか把握できない。
エムログ

デスクワーク歴8年、中学生の時からお金があればガジェットを買い集めてきたエムログが描いた記事です。

目次

【PowerMag 7000】外観・仕様・同梱物

製品名PowerMag 7000
サイズ高さ106×幅67×奥行12.8mm
重量173g
充電容量7,000mAh
充電出力USB-C1(底面) 20W
USB-C2(側面)20W
ワイヤレス:7.5W
合計出力15W(※エムログ調べ)
Qi2対応
出力ポートUSB-C ×2
入力ポートUSB-C ×1
入力出力USB-C 20W

製品情報から読み取れることは、次のとおり。

  • 充電容量7000mAhなのでスマホを1.4回分充電できる
  • ワイヤレスではスマホを急速充電できない
  • スマホスタンドとして使用できる
  • 3台同時充電が可能

では外観を見ていきましょう。

質感はMATECH製品の中では珍しくシリコン感のある柔らかな肌触りで、トランプ53枚と同じくらいのサイズ感です。

製品表面には会社名がひっそりと記載されています。

表面をめくるとスタンドになります。

スタンドを捲った中には製品名やスペック、そして、PSEマークも記載されています。安全性の品質も問題ないようですね。

裏面にはワイヤレス充電パッドが付いています。

底面には

  • 入出力可能なUSB-Cポートが1つ
  • 充電残量がわかるインジケーター

そして左側面には「インジケーターを点灯させるボタン」

そして右側面には「入出力可能なUSB-Cポート」が付いています。

僕は現在「iPhone12mini」にレザーの純正カバーを付けて生活しています。これにモバイルバッテリを付けた状態が上の写真です。スマホと同じくらいの分厚さです。

モバイルバッテリーを付けたスマホを正面・背面から見た写真です。iPhone12miniだと底面から少しはみ出ます。

エムログ

使用中の見た目が気になるという方は要注意!

同梱物は

  • 本体
  • USB-C to Cケーブル
  • 取扱説明書

の3つです。充電器がないのでご注意ください。20W出力可能な充電器があれば十分です。

製品の重量は167.49g。カタログスペックでは173gです。カタログより軽いのでOKです。

Power Mag 7000

【PowerMag 7000】レビュー

では本題です。「PowerMag 7000」をレビューしていきます。

次のポイントについて確認していきます。

充電出力の検証

検証するのは次の5点です。

ワイヤレス充電の出力を検証!(スマホ使用時と未使用時で違いは??)

まずは、ワイヤレス充電の速度を検証します。本製品はQi2に非対応なのでiPhoneシリーズでは7.5W出力です。

スマホ未使用時と使用時の充電量を比較しつつ、どれくらい充電できるのか実態を掴みます。

使用しているスマホは「iPhone12mini」、使用中は「YouTubeを音量50%で視聴」とします。

未使用時使用時
充電開始時30%30%
30分後68%50%
38%20%

スマホ使用時も充電は貯まっているので「合格点」です。

スマホの使用・未使用に関わらず同じくらいのスピード充電できるよ!

USB-C単ポートでの充電出力

USB-C単ポートの出力を確認すると13Wでした。カタログスペックが20Wなのでもう少し精度が高くても良いのかなと思います。

USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力

2台同時充電時のUSB-Cでの充電出力は10Wでした。単ポートでの出力とほとんど変わりません。

ワイヤレス充電は出力を計測できないので、30分充電した時にどれくらい充電が貯まるかを確認していきます。

ワイヤレス
1台充電
2台同時充電
充電開始時30%30%
30分後68%52%
38%22%

結果、2台同時充電するとワイヤレスでの充電は40%ほどパワーダウンします。

なので、ワイヤレス充電だけでの出力が7.5Wだとすると、2台同時充電の出力は

  • ワイヤレス:4.5W
  • USB-C:10W
  • 合計:14.5W

になるようです。

USB-Cポートとワイヤレスの3台同時充電での出力

3台同時充電時のUSB-Cの充電出力の合計は9W。配分は次のとおり。

  • USB-C1:5W
  • USB-C2:4W

ワイヤレス充電は30分でどれくらい充電が貯まるかを確認します。

ワイヤレス
1台充電
3台同時充電
充電開始時30%30%
30分後68%53%
38%23%

結果、2台同時充電するとワイヤレスでの充電は40%ほどパワーダウンします。

なので、3台同時充電の電力配分は

  • ワイヤレス:4.5W
  • USB-C1:5W
  • USB-C2:4W
  • 合計:13.5W

になるようです。

モバイルバッテリーへの充電出力

18Wで充電できています。カタログ仕様では最大20Wなので、少し物足りない感じがします。

パススルー充電中のワイヤレス充電出力を検証

パススルー充電とは?

モバイルバッテリーを充電しながら、スマホなどのデバイスを充電できる機能

MATECHのモバイルバッテリーは、パススルー充電に対応しています。「本当にパススルー充電ができるのか」、「充電スペックは変わらないのか」を検証しました。

検証の結果は次のとおり。

  • モバイルバッテリーへの充電出力は10W(本来の55%効率)
  • ワイヤレスでの充電出力はおよそ5.4W(本来の70%効率)

パススルー充電できてるけど、充電効率は落ちます。

検証結果の根拠は次のとおり。

検証結果の根拠

ワイヤレス充電効率を次の2つのパターンに分けて比較します。

  1. パススルー充電なし
  2. パススルー充電あり

モバイルバッテリーのバッテリー残量が25%程度で検証しています。

パススルーなし
ワイヤレス
パススルー充電
ワイヤレス
充電開始時30%30%
30分後67%57%
37%27%

パススルー充電中の2台同時充電を検証

PowerMag 7000はUSB-Cポートが2つ搭載されているので、パススルー充電中も2台同時に充電可能です。

2台同時充電時の電力配分を検証します。検証の結果は次のとおり。

  • モバイルバッテリーへの充電出力は12W(本来の66%効率)
  • USB-Cでの充電出力は5W(本来の50%効率)
  • ワイヤレスでの充電出力はおよそ4.8W(本来の65%効率)

パススルー充電できているものの、効率はおよそ66%まで軽減。

検証結果の根拠は次のとおり。

検証結果の根拠

ワイヤレス充電効率を次の2つのパターンに分けて比較します。

  1. パススルー充電なし
  2. パススルー充電あり

モバイルバッテリーのバッテリー残量が25%程度で検証しています。

パススルーなし
ワイヤレス
パススルー充電
USB-C
ワイヤレス
充電開始時30%30%
30分後67%54%
37%24%

スタンドって便利??

「PowerMag 7000」はMATECHの中では「薄さ」に強みはありませんが、そのかわりに「スタンド」を備えています。

「スタンド」はデスクで使う時に重宝します。僕は次のようなシーンでスタンドを使っています。

  • 職場での昼休憩中に充電しながら動画を視聴する
  • PC作業中にスマホを充電しつつ、通知を確認する
  • スマホを横向きに置いてスタンバイモードにし、必要な情報を随時確認する

また、「PowerMag 7000」製品側面にUSB-Cポートが搭載されているので、スタンドにした状態でも「2台同時充電」や「パススルー充電」が可能です。

普通のモバイルバッテリーよりも汎用性が高くて高評価!

充電中のモバイルバッテリーは熱くなる??

ワイヤレス充電モバイルバッテリーはスマホに装着してそのままポケットに入れることができます。

その反面、モバイルバッテリーが熱くなると直接触れているので、不快感を感じてしまいます。そこで「PowerMag 7000」がどれくらい熱くなるのか検証します。

検証結果
  • 充電前の表面温度:27.9℃
  • 30分充電後の表面温度:32.7℃

ワイヤレスで30分充電したら32.7℃まで上昇しました。

3月でまだ肌寒い季節なので、カイロの代わりになります。ポケットに入れていても不快感は感じませんでした。

充電前の表面温度
30分充電後の表面温度

マグネット吸着力が弱めで少し不安

他のMATECH製品に比べると、マグネットの吸着力が弱めです。

スマホとモバイルバッテリーの重ね持ちするとモバイルバッテリーがズレるので充電できているか不安になる時があります。

特に、重ね持ちしたままポケットに入れると充電できているのか確認ができないので、ちょっとストレスに感じました。

不安にはなるけど充電できていなかったことは一度もないよ!

【PowerMug 7000】と似た商品を紹介

ここまでで「PowerMug 7000」の特徴や使用感をお伝えしてきました。ここで、「PowerMug 7000」と似た商品を確認しておきましょう。

一覧表をご覧ください。

スクロールできます

PowerMag
7000

MagOn
Ultra Blade
10000

Anker622 MagGo
Magnetic Battery
(MagGo)
ワイヤレス
充電出力
7.5W15W7.5W
充電容量7000mAh10000mAh5000mAh
Qi2非対応対応非対応
重さ173g191g140g
厚さ12.8mm12.05mm13mm
ポート数USB-C ×2
ワイヤレス ×1
USB-C ×1
ワイヤレス×1
USB-C ×1
ワイヤレス×1
ディスプレイ非対応非対応非対応
スタンドありなしあり
価格6.990円8,990円6,490円
購入する購入する購入する
類似製品比較表

Ankerさんの Anker622 MagGo Magnetic Battery (MagGo)「PowerMug 7000」と非常に似た製品です。

異なるポイントは「バッテリー容量」「ポート数」です。どちらも「PowerMag 7000」の方が上手です。500円ほどの価格差なので、「PowerMag 7000」の方がコスパが高いと言えそうです。

また、同じMATECHさんから販売されている「MagOn Ultra Blade 10000」はQi2に対応している代わりにスタンドがない製品。

これには一長一短あるのでどちらがおすすめとは言い難いですが、個人的にはQi2よりスタンドの方が使えるので、「PowerMag 7000」をおすすめします。

「MATECH MagOn Ultra Blade 10000」は次の記事で詳しく紹介してるよ!

結論:【PowerMag 7000】はどんな人におすすめ?

デスクで電源を確保できない人

そんなあなたにおすすめなモバイルバッテリーです。

スタンドが付属している「PowerMag 7000」はデスクとの相性が抜群です。

  • 職場での昼休憩中に充電しながら動画を視聴する
  • PC作業中にスマホを充電しつつ、通知を確認する
  • スマホを横向きに置いてスタンバイモードにし、必要な情報を随時確認する

こんな使い方にピッタリです。

同じような製品の Anker622 MagGo Magnetic Battery (MagGo)よりも高スペックなのに500円の価格差です。コスパよくモバイルバッテリーを手に入れたい方にもおすすめです。

まとめ

充電容量7000mAh・スタンド付きのモバイルバッテリー「PowerMug 7000」をレビューしました。

「PowerMug 7000」の特徴は次の3つでした。

  1. スマホにちょうど良い充電容量
  2. スタンド付きなのでデスクとの相性が良い
  3. USB-Cポートが2つ搭載されているのでスタンド時も使いやすい

Power Mag 7000

メリット
デメリット
  • 厚さ12.8mmと薄い!
  • USB-Cケーブルでの充電も可能で、急速充電できる
  • スタンドが付いている
  • パススルー充電が可能
  • USB-Cポートが製品側面についているのでパススルー充電しやすい
  • Qi2に非対応なので、iPhoneを急速充電できない
  • ディスプレイがないので、バッテリー残量を大雑把にしか把握できない。
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この記事を書いた人

中学生のときからお年玉で買うのは「ガジェット」デスクワーク歴8年、ブロガー歴2年のガジェットオタクです。デスクワークが捗りモチベーションが上がるデバイスを紹介していきます。

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