結婚に対する価値観が多様化する中、「結婚て意味ある?」「親から結婚しないの?って言われる」「結婚のメリットを感じないから結婚願望がない」など
結婚を望む理由がないことに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
実際私も「好きな人とずっと一緒にいられれば十分」なので「結婚には意味を感じない」と思う一人でした。
しかし、最近Netflixの「あいの里」を見て疑問に思いました。60歳のカップルが将来のことを考えて、結婚したいというのです。
そこで、結婚するメリットではなく、「結婚しないとできないこと」を調査しまとめました。
この記事を読めば、より結婚について深く考えることができると思いますので、ぜひご覧ください。
【後悔する?】結婚しないとできないこと5選
代理手続きができない
親族であれば身分証一つでできる「代理手続き」ができません。
特に、配偶者が病気などで手術が必要な場合でも同意書にサインできません。
大切な人を救うためには、早い決断が必要な場合もあります。後悔しないためにも、大切な人の緊急事態に対応できるようにしておきたいですよね。
ただ、「代理手続き」は、夫婦関係を証明することで可能になる場合があります。
夫婦だと証明する方法
夫婦だと証明する方法は次の2通り
これで、代理手続きはもちろん、各種控除を受けられるようになります。
相続人になれない
入籍していない場合、夫婦の間に遺産などの相続権はありません。
パートナーに財産を残したい場合は、必ず「遺言書」を書く必要があります。
遺言によって相続できたとしても、相続するときには相続税がかかります。
入籍していれば、配偶者の相続税は条件を満たしていれば軽減してもらえます。
入籍していないと、この軽減も適用できず、さらに相続税の「2割加算」の対象となり、相続税が2割増しになってしまいます。
節税できない
入籍していないと
などの税金の優遇制度を利用できません。
配偶者控除
次の条件下で、「納税者の所得から最大38万円」控除できます。
- 配偶者の年収が103万円以下
- 納税者の収入が1000万円以下
所得税率が20%なら
38万円×20%=7.6万円
節税することができます。
ただ、納税者の収入が900万円以上になると、控除額が段階的に引き下げられるようです。
納税者の合計所得金額 | 控除額 |
---|---|
900万円以下 | 38万円 |
900万円〜950万円 | 26万円 |
950万円〜1000万円 | 13万円 |
配偶者特別控除
配偶者の収入が103万を超えても、先述の38万円を控除してもらえる制度です。
社会保険の扶養
次の条件下で、扶養に入った者が「社会保険料を支払わなくても健康保険と厚生年金に加入できる」制度です。この制度が使えません。
- 扶養に入る人の年収が130万円未満
- 夫婦どちらも自営業などで国民健康保険や国民年金に加入して「いない」
保険金の受取人指定ができない
基本的に民間会社の生命保険は、原則入籍していないとパートナーを受取人に指定することは出来ません。
ただ
ということが証明できれば、指定できる場合があるようです。
夫は子供の法的な父親になれない
入籍した場合、生まれた子供は自動的に母親の戸籍に入ります。その戸籍の父の欄は空欄のまま。
母親は子供と法的な親子関係になりますが、父親は法的に親子と認めてもらえません。
なので、子供は父親からの扶養や相続を受ける権利がありません。
ただ、父親が子供を「認知」すれば、法的な親子関係を認めてもらえます。
「認知」とは父親が「この子は自分の子供です」と認め、「認知届」を出すこと。
認知届が受理されれば、子供と父親の親子関係は法的に認められ、子供は扶養や相続を受ける権利を有します。
【後悔する?】結婚しないとできないこと まとめ
いかがでしたでしょうか。
結婚しないとできないことをまとめると
- 代理手続きができない
- 配偶者の相続人になれない
- 節税できない
- 保険金の受取人に指定できない
- 夫が子供の法的な父親になれない
こんな感じ。
個人的には「代理手続きができない」が衝撃的でしたね。大事な人の大事な決断ができないというのは、ちょっと怖いです。
結婚に意味を感じない私ですが、大事な人の大事な決断をするためには、「結婚した方が良いのかも」そんなふうに感じました。
あなたもこの記事を参考に、結婚について考えてみてください。
ではまた!
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