【MagOn Watch Slim 5000】Watchも充電できる薄型スタンド付きモバイルバッテリーをレビュー

「薄さ」に定評のあるMATECHさんから

  • Apple Watchをワイヤレスで充電可能
  • スタンドがついているのに薄型
  • 充電残量をデジタル表示

できるQi2対応のモバイルバッテリー「MagOn Watch Slim 5000」がリリースされました。

ということで、「MagOn Watch Slim 5000」を実際に使用した感想・レビューをお伝えしたいと思います。

MATECH MagOn Watch Slim 5000

メリット
デメリット
  • 厚さ8.5mmと薄い!
  • 重さ146gと軽い!
  • Qi2に対応でワイヤレスでも急速充電可能
  • USB-Cケーブルでの充電も可能で、急速充電できる
  • Wake-Up機能でボタン操作なしで充電開始
  • パススルー充電可能
  • 充電残量をディスプレイで確認できできる
  • 2台同時充電が可能
  • Apple Watch・イヤホンをワイヤレスで充電できる
  • 充電容量がスマホ1回分

デスクワーク歴8年、中学生の時からお金があればガジェットを買い集めてきたエムログが描いた記事です。

目次

【MagOn Watch Slim 5000】外観・仕様・同梱物

製品名MagOn Watch Slim 5000
サイズ高さ102×幅69.2×8.5mm
重量約146g
充電容量5,000mAh
充電出力USB-C 20W
ワイヤレス 15W
Watch 3W
合計出力ワイヤレス:13.7W
USB-C:10W
合計:23.7W
※エムログ検証
Qi2対応
出力ポートUSB-C ×1
入力ポートUSB-C ×1
入力出力18W

製品情報から読み取れることは、次のとおり。

  • スマホ約1回分の充電が可能
  • スマホを急速充電できる
  • Apple Watchをケーブルなしで充電できる
  • ワイヤレスとケーブルを使って2台同時充電が可能

では外観を見ていきましょう。

表面はマット加工で触り心地が良いですが、デザインは無機質でシンプル。カードケースや名刺入れのようなサイズ感です。

背面にはスマホとApple Watchをワイヤレス充電をするためのポートが付いています。これはQi2に対応しているのでiPhoneを急速充電することもできます。

PSEマークも記載されています。安全性の品質も問題ないようですね。

底面には何もありません。後述しますが、本製品にはスタンドがあるので、スタンド使用時に配慮した設計になっているようです。

製品側面にはUSB-Cポートが搭載されています。

  • モバイルバッテリー自体を充電
  • モバイルバッテリーからスマホなどを充電

できます。

もう一方の側面にはボタンが付いており、押すとモバイルバッテリーの充電残量を確認することができます。

充電残量はこんな感じで、デジタル表記されるのでとてもわかりやすいです。

また、製品の天端にはツメが施されており、これを引っ張ると次の写真のようにスタンドになります。

この作りのおかげで、スタンド付きであるのにもかかわらず8.5mmという薄さを実現しています。

そのうえ、スタンドと机の設置面が固定されているので、スタンドの安定性も高めです。

僕は「iPhone12mini」にレザーの純正カバーを付けて生活しています。これにモバイルバッテリを付けた状態が上の写真です。スマホと同じくらいの薄さです。

こちらはモバイルバッテリーを付けたスマホを正面・背面から見た写真です。iPhone12miniだと少しはみ出ていますが、ケースをつければほぼジャストフィットです。

同梱物は

  • 本体
  • USB-C to Cケーブル
  • 取扱説明書

の3つです。充電器がないのでご注意ください。18W出力可能な充電器があれば十分です。

注意すべきは「USB-C to Cケーブル」です。

ケーブルを使って充電したい場合は、iPhone14以前のモデルをケーブルで充電するには「USB-C to Lightning」を用意する必要があります。

重量は141.67gで表記の146gとは4.33gの誤差でした。

MATECH MagOn Watch Slim 5000

【MagOn Watch Slim 5000】レビュー

では本題です。「MATECH MagOn Watch Slim 5000」をレビューしていきます。

次のポイントについて確認していきます。

充電出力の検証

検証するのは次の5点です。

  1. スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?
  2. Apple Watch の充電力を検証
  3. USB-C単ポートによる充電出力は?
  4. USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力は?
  5. モバイルバッテリーへの充電出力は?
  6. パススルー充電でのワイヤレス充電力は?

スマホ使用中もワイヤレス充電で充電が貯まるのか?

まずは、ワイヤレス充電の速度を検証します。本製品はQi2対応なのでワイヤレスでも15Wの急速充電が可能です。

スマホ未使用時と使用時の充電量を比較しつつ、どれくらい充電できるのか実態を掴みます。

検証の結果は次のとおり。

スマホ未使用時に比べて、スマホを使用している時の充電速度は30%ダウン

検証の条件は

  • 使用するスマホは「iPhone12mini」
  • スマホの使用は「YouTubeを音量50%で視聴」

とします。

検証結果は次のとおり。

未使用時使用時
充電開始時30%30%
30分後60%41%
30%11%

充電速度はダウンしますが、スマホを使用しても充電されているから合格点!

Apple Watchの充電力を検証

Apple Watch SEで充電効率を検証します。

未使用時
充電開始時44%
30分後60%
16%

30分で16%なので7時間でフル充電可能ですね。

普段使いでフル充電することはないので十分なスペック

USB-C単ポートによる充電出力

USB-C単ポートの出力を確認すると17Wでした。カタログスペックが20Wなのでほぼ適正です。

USB-Cポートとワイヤレスの2台同時充電での出力

2台同時充電時のUSB-Cでの充電出力は10Wでした。単ポートに対して40%程度パワーダウンしました。

ワイヤレス充電は出力を計測できないので、30分充電した時にどれくらい充電が貯まるかを確認していきます。

ワイヤレス
1台充電
2台同時充電
充電開始時30%30%
30分後60%55%
30%25%

結果、2台同時充電するとワイヤレスでの充電は10%ほどパワーダウンします。

なので、ワイヤレス充電だけでの出力が15Wだとすると、2台同時充電の出力は

  • ワイヤレス:13.7W
  • USB-C:10W
  • 合計:23.7W

になるようです。

モバイルバッテリーへの充電出力

カタログの使用18Wに対して14Wで充電できています。

パススルー充電でのワイヤレス充電

本製品でパススルー充電が可能なのか、可能だとして充電スペックはどれくらい変わるのかを検証します。

パススルー充電とは?

モバイルバッテリーを充電しながら、スマホなどのデバイスを充電できる機能

検証結果は

  • モバイルバッテリーへの充電出力は6Wで通常の4割程度の出力
  • ワイヤレス充電の出力は9割程度

となり、ワイヤレス充電の効率を比較的落とすことなくバイルバッテリーを充電できます。

検証結果の根拠は次のとおり。

検証結果の根拠

ワイヤレス充電効率を次の2つのパターンに分けて比較します。

  1. パススルー充電なし
  2. パススルー充電あり

モバイルバッテリーのバッテリー残量が25%程度で検証しています。

パススルーなし
ワイヤレス
パススルー充電
ワイヤレス
充電開始時30%30%
30分後60%54%
30%24%

吸着力が強く重ね持ちしやすい

本製品はマグネットの吸着力が強く、レザー系のケースを使用していてもズレ動くようなことはありません。なので

  • ポケットに入れて持ち歩く
  • 重ね持ちしてスマホを使用する
  • 充電しながらカバンに入れておく

など、どんな場面でもしっかり充電してくれているので安心です。

「薄さ8.5mm」なのにスタンド付きで利便性GOOD

本製品にはスタンドが付いています。スタンド付きのモバイルバッテリーはその性質上、分厚くなりがちですが、本製品は8.5mmと超薄型です。

5000mAhでQi2対応モバイルバッテリーであれば、厚さ10mmを切ればかなり優秀な方ですが、スタンドがついた上で8.5mmなので驚きです。

このおかげで、使用時は

  • 充電スタンドとして使用可能
  • 充電しながらスマホ操作するのも容易

なので、さまざまな利用シーンに対応することができます。

加えて、使用していない時も嵩張ることなく持ち運ぶことができるので、かなり重宝しています。

充電中のモバイルバッテリーは熱くなる??

ワイヤレス充電モバイルバッテリーはスマホに装着してそのままポケットに入れることができます。

ただ、モバイルバッテリーは充電中にどうしても熱を持ってしまいます。あまりに熱くなってしまうと不快なので、「MATECH MagOn Watch Slim 5000」がどれくらい熱くなるのか検証します。

検証結果
  • 充電前の表面温度:29.1℃
  • 30分充電後の表面温度:37.5℃

ワイヤレスで30分充電したら37.5℃まで上昇しました。

平熱より温度が上昇するので、ポケットに入れていると不快感を感じます。ですが、他の製品に比べて悪いわけではないので、合格ラインです。

充電前のバッテリー表面温度
充電後のバッテリー表面温度

【MagOn Watch Slim 5000】と似た商品を紹介

「MATECH MagOn Watch Slim 5000」はスタンド付きなのに驚異の薄さ、かつ、Qi2対応で充電スペックも「神」なモバイルバッテリーだということはご理解いただけたかと思いますが、購入前に類似製品を確認しておきましょう。

一覧表をご覧ください。

スクロールできます

MagOn
Watch Slim

MagOn
Watch 9000

SMARTCOBY
Ex 2
メーカーMATECHMATECHCIO
ワイヤレス
充電出力
15W7.5W7.5W
Watch
充電出力
3W2~3W2.5W
充電容量5000mAh9000mAh5000mAh
Qi2Qi2QiのみQiのみ
充電残量
表記
デジタルデジタルデジタル
ポート数ワイヤレス×1
USB-C×1
ワイヤレス×2
USB-C ×1
ワイヤレス×1
USB-C×1
重さ146g185g140g
厚さ8.5mm15.8mm15.6mm
スタンド
価格7,990円8,990円5,980円
購入する購入する購入する
類似モバイルバッテリー比較表

SMARTCOBY Ex2がおすすめな人は次の3点に当てはまる人です。

  • 充電スペックは最低限のものでOK
  • 分厚さは気にしない
  • コストをできるだけ抑えたい

MagOn Watch 9000がおすすめな人は次の3点に当てはまる人です。

  • 大容量のモバイルバッテリーでないとダメ
  • ワイヤレスでスマホとWatchを同時充電できないとまずい
  • 分厚さと重さは気にしない

これらに当てはまらない人は「MATECH MagOn Watch Slim 5000」を購入してOKだと思います。

また、この3機種についてより詳しく比較検討されてたい方は、次の記事をご覧ください。

結論:【MagOn Watch Slim 5000】はどんな人におすすめ?

万能なマグネットでくっつくモバイルバッテリーが欲しい!

そんなあなたにおすすめなモバイルバッテリーです。

本製品は

  • 充電容量 5000mAh
  • Qi2対応でiPhoneを急速充電できる
  • 厚さ8.5mmと薄型

なのでワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーとしては言うことなし。

その上、ワイヤレス型モバイルバッテリーに搭載されるサブギミック

  • 充電残量のデジタル表記
  • スタンド搭載

の両方を持ち合わせています。正直非の打ちどころがありません。

なので、「モバイルバッテリー選びで1つ妥協できない」と思っている方にぜひおすすめしたい製品です。

まとめ

「MATECH MagOn Watch Slim 5000」をレビューしました。

  • Qi2に対応している
  • 厚さ8.5mmと薄型設計
  • スタンド付き
  • 充電残量はデジタル表記

と非の打ちどころのない洗練されたモバイルバッテリーでした。

MATECH MagOn Watch Slim 5000

メリット
デメリット
  • 厚さ8.5mmと薄い!
  • 重さ146gと軽い!
  • Qi2に対応でワイヤレスでも急速充電可能
  • USB-Cケーブルでの充電も可能で、急速充電できる
  • Wake-Up機能でボタン操作なしで充電開始
  • パススルー充電可能
  • 充電残量をディスプレイで確認できできる
  • 2台同時充電が可能
  • Apple Watch・イヤホンをワイヤレスで充電できる
  • 充電容量がスマホ1回分
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この記事を書いた人

中学生のときからお年玉で買うのは「ガジェット」デスクワーク歴8年、ブロガー歴2年のガジェットオタクです。デスクワークが捗りモチベーションが上がるデバイスを紹介していきます。

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